40代フリーランスエンジニアとしてPHPで今後も飯を食い続けることの大変さについて綴ってみる

40代フリーランスエンジニア PHPで今後も飯を食い続けることの大変さを綴る フリーランスエンジニア道
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みなさんこんにちは、Laraです。思い返すと1月1日以来、約半年ぶりの投稿となりました。

その間、通常よりもかなり多忙にしていたのですが、それが落ち着いたこともあり、将来のことについて考えてみることにしました。その結果、改めて一つの結論を見いだしました。

それは、「40代フリーランスエンジニアとしてPHPで今後も飯を食い続けるのは難しい」ということです。

本ページでは、一人の現役40代のフリーランスエンジニア(PHP/Web全般)の思う所を綴ってみたいと思います。

以下の本ページの読者対象の方は、参考にしていただければ幸いです。

読者対象:
→PHP/Web系のフリーランスを目指している方。もしくはすでに活動されている方。
読者対象ではない方:
→フリーランスに興味が無い方。凡人でない(優秀な)フリーランスの方。

PHPに限った話ではなく、フリーランスエンジニア全般に言えることも一部含まれます。

私について

当サイトに初めてお越しの方もいらっしゃるかと思うので、簡単に自己紹介しておきます。

簡単な経歴

20代のころにWeb系から独学で学び、いきなりフリーランスを開始。当時はデザイン・コーディングがメインでしたが、問い合せフォームが必要になりPHP3に触れたのがPHPとのなれそめです。

そこからはWeb制作全般で15年ほど活動し、今ではデザインの仕事はほとんどしなくなり、エンジニア業に重点をおいて仕事をしています。

バックエンドはPHP/Laravel, フロントエンドはJavaScriptを書くことが多いです。

というわけで、合計20年以上もフリーランスをやっていることになります。

私は凡人フリーランス

20年以上もフリーランスをやっている=ご飯を食えていることになります。

すごいですね!

と言ってくださる方もいます。しかしそれは、「フリーランスになりたい人からの目線」であり、現実は異なります。

逆に20年というこの事実は、私が凡人である可能性が高いことを示唆しています。

なぜかと言うと、優秀なフリーランスの多くは、(たぶん)20年もフルタイムでフリーランスをしていないからです。

大抵は、以下のいずれかのように、フルタイムフリーランスを卒業していることでしょう。

  1. 個人事業はとっくに法人化→優秀な人を雇って自分はオーナーに
  2. すでに必要なお金を稼ぎ、FIRE達成。後は好きな開発をしたり、自由に生きる

もし卒業していなくても、自分の好きな仕事・割の良い仕事しか請けないと思います。

よっぽど「クライアントワークが大好き!」という人以外は、20年超えも現役フリーランスなんてしていないと思うのですよ。

Lara
Lara

少なくとも私もFIRE達成していたら好きなことしかしてません(汗)。面白そうな案件だったり、好きな言語で好きなものを作って遊ぶだったりでしょうね。

つまり、私は長年やっていてFIREしていない&組織化できていない時点で、凡人フリーランスなわけです(フリーランスを一人法人化まではできましたが組織化はできず)。

それを前提として、読み進めていただければ幸いです。

そもそもPHPの将来性は!?

次に、PHPの将来性について、簡単に触れておきましょう。Web業界ははやりすたりがあるので、言語についての理解も必要だからです。

PHPは人気が無い

Qiitaの記事によると、2025年最新データで言語の人気ランキングというものがありました。

  1. Python:30.63%
  2. Java:15.36%
  3. JavaScript:7.78%
  4. C/C++:7.02%
  5. C#:6.02%
  6. R:4.63%
  7. PHP:3.58%
  8. Rust:2.97%
  9. TypeScript:2.81%
  10. Objective-C:2.79%

引用元:https://qiita.com/karakurai_rena/items/8ae5cb29fcb920671413

PHPは7位の、3.58%です。まあ、体感的にそんな感じで、PHPは本当に人気が無いですね。イケてるエンジニアは、Rustとか、Reactやら、(入ってないけど)Goとかでしょう。

特定分野ならPhython一択です。

PHPerはどちらかと言うとダサい、遅れているイメージはどうしてもありますね。

PHPのシェアは1位

一方で、サーバー側のプログラミング言語としてPHPのシェアは、2024年10月時点で75.7%とのことです。

引用:https://www.phpexam.jp/summary/phpdata

初心者でも利用できる一般的な格安レンタルサーバー上でもPHPは動きますし、WordPress等のソフトウェアがPHPで動作しているからと考えられます。

Webサイト制作案件でも、中小規模の制作事業者は、WordPressで作ることも多いので納得です。

将来性は不明

PHPの人気が落ち目なことは明確です。ただ、世の中のWebサイトの多くがPHPで動いていることもまた事実です。

ですので、現時点においての仕事はまだまだたくさんあります。私も、食いっぱぐれる心配は「今は」していません。

ですが将来性については、ちょっと雲行きが怪しいと考えておいた方が良さそうです。特にWordPressがオワコンになる可能性も考えておきたいところです。

Lara
Lara

何でも悪い方になる可能性を考えておくのは、フリーランスエンジニアとしては必要だと思います。

PHPでずっと飯を食い続けるのは難しい

いろいろな前置きをしてきましたが、改めて「PHPで今後もずっと飯を食い続けるのは難しい」と思い至った理由を挙げていきましょう。

年齢的な問題

私がフリーランスを始めたころ、クライアントは100%年上でした。ここ最近では、クライアントが年下になることがごく当たり前に。中には20代前半の若い社長とやりとりすることもあります。

若い彼ら・彼女らは、やはり考え方や視点が異なります。明確に感じることもあれば、なんとなく、ちょっとしたコミュニケーションの際に感じることもあります。

今はまだ私も40代なのでなんとかついていけています(?)が、これが50代・60代となってくるとどうでしょうか。ちょっと難しくなってくるでしょうし、依頼もされづらくなると思うのです。

年の離れたおじさんよりも、同年代や、少し上くらいの方が馬も合うでしょうし。

身体的な問題

フリーランスは頭を使った知識労働と思われるかもしれませんが、実際は異なります。

自分の頭だけではなく、身体も酷使してコードを作り出します。いわゆるIT土方という言葉もあながち間違ってません。

結果的に以下のようなことが当たり前に起こり得ます。

  • 目→疲れ目・視力の低下
  • 肩→肩こり
  • 腰→腰痛
  • 手→腱鞘炎
  • 足→関節の痛み
  • 筋肉→意識的に身体を動かさないと確実に衰える

これらは誰もが遅かれ早かれ通る道だと思います。特に座り続けることによって、身体を動かさないことが大きいでしょう。

正直、今でも辛くなってきているのに、50代・60代で同じ事ができるとは到底思えません。

身体的に、フリーランスエンジニアができるのは40代―50代前半かなと私は想定しています。

PC普及により、座り続ける仕事が大量に発生したのはここ20年ほどの間です。医学的に「座りすぎは寿命を縮める」という研究結果が多く出たというニュースも目にしたころもあり、今後どう問題になるか分かりません。

収入的な問題

「凡人のフリーランスエンジニア」にとっては、大金を稼ぐことは難しいです。頑張っても年収1000万円クラスが関の山でしょう(それ以上稼げている方もたくさんいらっしゃると思いますが、それは優秀なのだと思います)。

最近は副業・複業も多いですし、AIの普及もありフリーランスが請けるような零細案件は単価も下がっている印象もあります。ですので実際は500万以下も多いと考えています。

これくらいの収入では、FIREできる金額(ざっくり資産5000万円から1億)など到底貯まりません。食ってはいけるけれど、何年経っても楽にならない……そんな感じです。

私の場合も、過去の確定申告書類や決算書をみてみると、レンジの中で上がったり下がったり。客観的に見ても、大幅な上昇が見込めないようでした。20年やってそれならば、きっと今後も同じか減るだけでしょう。

凡人フリーランスエンジニアとして食っていくことは難しくはないと思います。ですがFIREできるまで収入を上げ続けるのは凡人には難しいのかもしれません。

Lara
Lara

人並みに生きて行ける程度の収入でも良いのは若いうちだけと気づきました。。

凡人フリーランスエンジニア(PHPer)はどうすれば良い!?

40代フリーランスエンジニアとして、今後50代・60代もPHPで飯を食い続けることの大変さが、改めて自分も再認識しました。

では、私はどうすれば良かったのでしょうか。私が「しくじり先生」だったらどうアドバイスするかを考えてみました。

前提として40歳までにFIREを目指す

目安として、よほどクライアントワークが好きな人以外、フリーランスエンジニアを何十年も続けるのは無理があると思います。

よって、年齢的・身体的に衰えが出る40歳前後を目安に、FIRE=経済的に自立した状態にすることが重要と思います。

私は日々の仕事に夢中で、お金も生きていくには多少ゆとりがある程度はあったので、茹でガエルになっていました。若いうちにこの観点が無かったのでダメだったのだと思います。

副業・複業をする

とはいっても、フリーランスの収入だけでFIREするのは凡人フリーランスには難しいです。

ですから、凡人フリーランスはそれ一本にするよりも、副業・複業を積極的に見つけていくと良いのではないかと思います。

たとえ年をとってフリーランスエンジニアの仕事ができなくなっても、そちらにシフトできるような仕事があれば安心ですし、本業を超えることもあるかもしれません。

自分のサービスを持つ

エンジニアらしく、自分のサービスやアプリを持っておくと良さそうです。できればちょっとでも継続課金されるようなサービスであればベターですね。

……とは言えメンテナンスのコストもかかりますし、忙しい日々の中サービスを開発するのは実際非常に難しいです。

「言うは易く行うは難し」の典型ですが、もっと早くにやっておけばよかったなぁと思います。
(→今からでも遅くないのでやる気が大事ですね)

投資をする

若く時間がある方は、積極的に長期運用を目的とした投資経験を積んでいかれると良いと思います。

例えば以下の様なもの。

  • 株式投資
  • 投資信託
  • 仮想通貨

できるだけ、安定して運用できるものがお勧めです。私が今からやっても一攫千金とはなりづらいので、若いうちからやっておくのが肝と感じます。

失っても良い、余裕資金の範囲で分散投資されることを強くお勧めします。

注意点としては、FXなど投機的なものは、損をする可能性も高いのでお勧めしません。

Lara
Lara

仮想通貨は賛否あると思いますが、ビットコインはある程度の価値が保たれていると思います。今年最高値を達成しましたし、分散投資の一つとしてはありかもと思います。

まとめ

本ページの内容は、必ずしも全ての人にあてはまることではないとは思います。また、信じるか信じないかはあなた次第です。

本ページの内容は、私よりも若い方がご覧になることが多いかなと想定して書きました。

さて、これを書いている当の本人、つまりは私や私と同じ環境の方はどうしたら良いのでしょうか。。40歳FIREならず、副業・複業もしておらず、投資もしていない。大層な貯金も無し……。

実はそのあたりもいろいろ考えおり、すでにあれこれ実行中です。まだ途中なので書きませんが、試行錯誤の過程などもこのブログに綴っていきたいと思います。

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