Laraさん、どうやって仕事とってますか!?
私はフリーランス歴20年、ウェブ系のいろいろなお仕事(デザイン/HTML/CSS/JS/PHP等)を経て、メインはPHP/Laravelのエンジニアをしています。
これだけ長くやっていると、仕事の取り方を参考にしたいと言っていただくことはよくあります。
最初に書いてしまうと、特別なことはやっておらず、コツコツと顧客のためを思って仕事をし続けた結果、自分では営業しないで仕事が取れています。
ただ、その「コツコツ」が時間を要するため、誰もがすぐ真似できる方法ではありません。しかし逆に言えば「コツコツ」を続けていれば、誰でもフリーランスで仕事が取れるようになると思います。
そもそも技術も何もかも平凡な私ですし……。
本ページでは、私がどうやって仕事を取っているかについてご紹介します。
すぐ真似できない=即座に役立つ訳ではありませんが、こうやると先々楽できるよ!ということが分かると思うので、参考にしていただければ幸いです。
顧客からの依頼
顧客というのは、大きく分けると以下の2つです。
- すでに契約状態にある顧客
- そうではないが、一定おきに依頼がある顧客
私の場合、これら2つの顧客からの仕事が多くの割合を占めています。
契約状態の顧客
契約状態の顧客とは、すでに月額いくらで保守・管理を行う……等といった契約を交わしている顧客です。つまり少なくとも毎月、一定の仕事があることを意味します。
また、すでに契約状態の顧客=私の人柄や仕事ぶりを評価してくれているも同然。そのため「○○をやりたいんだけど、追加でどれくらいかかるか見積もってもらえますか」という依頼がよく来ます。
正直、ありがたいし、楽です。黙っていても仕事を依頼されるのですから、最高の仕事の取り方だと思います。
私が思うに、フリーランスはこういった保守ありきで関係性を保ち、仕事を取るのが理想なのではないでしょうか。
ただ、いつか別に書きますが、だまってても保守の契約はできません。あらかじめ保守・管理契約を行う必要性を理解してもらうよう、努力が必要です
一定おきに依頼がある顧客
保守契約を結んでいなくても、何かあるごとに声をかけていただける顧客もいます。要はその「何か」が発生した際、私の顔を思い浮かべてもらえるような顧客です。
言うまでも無いことですが、これも大変ありがたいです。自分で何もしなくても仕事が取れるのですから。
しかも一度仕事をしていると、改めて契約書を交わしたりせずに済む(初回に基本契約を交わす)ことや、相手の人柄が分かっているという安心感もあります。
お金を払ってもらえない可能性も減るので良いですね。
補足
いずれの顧客も、フリーランスエンジニアにとっては最高の顧客と言えます。そんな顧客をどうやって増やすのかと言えば……もちろん一朝一夕にはいきません。
- 顧客に満足してもらう
- 常に価格以上に感じてもらう仕事をする
- 約束を厳守する(一度も破らない)
- 早めのレスを心がける
要は地道に信用を積み重ねるということです。
口でいうのは簡単ですが、これらを何年・何十年と続けていけば、フリーランスエンジニアとしても安泰な生活が待っていると言えるでしょう。
フリーランスは不安定などと言いますが、信用を積み重ねていけばそんなことはないと思います。ただ、信用は下手をすれば一瞬で崩れるので、常に誠実でいたいものですね。
常に価格以上を目指すので、あまり儲かっている感じはしないですが(汗)
顧客からの紹介
顧客から信頼いただけると、顧客からの紹介をしてもらえる機会が増えます。
紹介の場合、通常の新規とは異なり、顧客のお墨付きということで、コンタクト→成約にいたる確率は高いです。
補足
「この人いいよ」と言われて紹介されるため、めっちゃ神経を使います。下手をすると紹介元である顧客の顔に泥を塗ることになりますし……。
とてもとてもありがたいですが、そういった点では心理負担はありますね。
自分のサイトからの依頼
自分のサイトと言っても2つあります。
- 仕事請負サイト
- 個人サイト
仕事請負サイト
要はビジネスに関するサイトです。自分のプロフィールやできることなどをまとめた自分の事業サイトを作っています。ちなみに、15年以上前はこの仕事請負サイトからの仕事獲得がメインでした。
しかしながら、現在はライバルも多く、検索エンジンの上位表示は難しくなりました。なので問い合わせは少ないです(営業のメールが多い)。
定期的にブログ等を更新したりなどしてきましたが、アクセスは増えてもコンバージョンに繋がりづらかったです。
個人サイト
ポートフォリオ的なサイトをイメージされた方もいるかもしれませんが、違います。普通に個人のブログだったり、個人的なサイトだったりです。
個人ブログは、自分の市区のワードも入れるようにしているので、お近くの方も見てくれているようです。近くのお店を紹介したり等もありますので。
「フリーランスエンジニアしています」「こんな仕事しています」「お仕事募集中です」など入れておけば、たまーに声をかけてもらえることがあります。
それほど多くはありませんが、以外とこういうのもありなんですよ!
メンティからの依頼
私は有料でフリーランスのエンジニア・デザイナー・クリエイターなどのサポートする仕事をしています。つまり、私がメンターであり、サポートされる側がメンティという関係です。
メンティの方々はまだまだこれからの方も多いので、すべてを自分で完結できない方も多いです。ですので必然的にそういった方々から「Laraさん、この部分をお願いできませんか」という依頼が発生します。
例えばフロントエンド(JavaScript)だったり、バックエンド(PHP)だったり、人によってできない箇所は違うので、何でも屋の私がよく手助けをしてあげています。
メンティも私が手伝うことで仕事を請けられますし、私も仕事になるのでWin-Winな関係を築けることが多いです。
僭越ですが私をメンターにしたい!という方がいらっしゃれば是非メールください。
友人・知人関連の依頼
これは定番ですね。がっつりエンジニア的なものではなく、WordPressでWebサイト作って!的な、小規模でやってあげる案件が多いです。
もちろんお金はもらいますが、目的が「低予算で安心できる人にやってもらいたい」ということもあり、あくまで補助的な仕事となります。
正直、継続した取引にもならないことがほとんどで、利益には繋がらないです。
まとめ
以上、私の仕事の取り方を全てご紹介しました。ここで、驚かれる方もいるのではないでしょうか!?
え!?自分で営業しないんですか!?クラウドソーシングは!?エージェントは!?SNSは!?
はい、全部やってません!特に営業、苦手です……。
タイトルにもあるとおり、私は自分から営業をすることはありません。例えば営業メールを地道に送る……などというのは定番ですが、反応も良くなさそうだからです(私のような零細にもバンバンきますので、読まずに捨てます)。
もちろん100通送って数件でも返ってきて、そこからZoomミーティング→成約なども一つの方法です。それが向いている人は良いと思います。
ただ、私のような人見知りで話し下手にはちょっとハードルが高い。なので、なじみの顧客を増やす&保守契約を増やしてきたのです。
それに直請けの方がマージンもかかりませんしね(ただ、すべて自己責任!)。
営業べた、話べたの方でもフリーランスでやっていけています。どんな方でも、フリーランスはできると思いますので、目指している方は参考にしていただければ幸いです。
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