たまにはPHP/Laravel以外の、ちょっと毛色が違うお話でも書いてみようと思います。
本ページの結論から書けば、エンジニアは普通の職業よりも意識して運動した方が良いということ。そしてできれば筋トレもした方が良いということを書いています。
これを書いている私は、フリーランスのWeb系エンジニアです。エンジニア業に留まりませんが、Web/IT系フリーランス歴は20年以上。スキルは凡人ですが、年数だけみればベテランと言って良いかもしれません。
そんな私が、老婆心ながら私よりも若いあなたへ、運動や筋トレを推奨する理由を書きたいと思います(私より年上の方は、筋肉の重要さはすでに分かっていると思います)。
以下の様な方には、特に参考にしていただければ幸いです。
- 身体が最高に動く時期にある20代のエンジニアの方
- エンジニアを目指している若い方
エンジニア等のPC作業者にとって、何もしなくて良いのは若いうちだけということを教えたい!
運動しないフリーランスエンジニアだった私
参考までに、20代の私は全く運動しないフリーランスでした。お恥ずかしい話ですが、そんな私の体験談からお話しします。
当時の生活環境
当時から朝起きてPCを付けたら、夜寝る前ににPCを消すという毎日。それほどまでに、私はPCと密な生活をしていました(それは今も変わりませんが)。
フリーランスという働き方は自己責任&実力主義です。仕事の時間はもちろんのこと、日々の学習や調べ物のために、長時間椅子に腰掛けていました。
ですので日々の歩く量は、それはもう少なかったです。外に出るのは、遊びに出かけるか、日常の買い物をする時くらい。一人暮らし&友達も少ない&インドア派だったため、むしろそれが必然でした。
基本は自炊していましたので、食生活はまあ悪くなかったと思います。ですがジャンクフードやお酒もそれなりに好きです(特にワイン)。そんな生活をひたすら続けていました。
体重増加
10代のころはガリガリでいくら食べても太らなかった私。そんなこんなで生活している内に、少しずつ体重が増加し、ついには10kg以上増加してしまいました。
10kgという数値は、たいしたことがないようにも思えるかもしれません。しかしながら、実際は結構なインパクトになりますよ。
しかも後述しますが、これは単純な10kg増ではなかったのです。筋肉量が減っての10kg増なので、実質はもっと太っていたことになります。
ある日の事件
フリーランスを始めて10年以上経過したころには、明らかに体力も無くなってきました。……が、30代ということもあり「これが噂に聞く加齢に伴うやつだな」と年のせいにしている節もありました。
しかしある日、(私にとっての)衝撃的な事件が起こります。外出先で、腰高ほどの柵を超えようと足をかけました。難なく余裕で超えられることが当たり前という認識の高さでした。
しかしいざやってみると、その当たり前に身体がついてきません。足の筋肉がプルプルと悲鳴をあげ、身体を柵より身体を持ち上げることができなかったのです。
頭で出来るのが当然と思っていたことができず、混乱しました。
これは体重が重くなったことに加え、足の筋肉が弱りすぎていたためでしょう。だって日ごろから全然歩かないですし、運動もしてませんから。
この時初めて「体重が増えただけじゃなかった」「筋肉も減少していたんだ」「このままじゃやばい!」と思いました。そしてゾッとしました。
そこから運動を始める
私は10代の頃はスポーツもやっており、運動は得意なほうでした。身体能力は標準以上だったと自負しています。なので身体に対して割と自尊心もあった方です。
しかしながら、20代の私は運動不足すぎでした。長い年月をかけて少しずつポンコツになっていたのです。そりゃあ入院生活に近いことを10年していたらそうなるでしょうね。
改めて筋トレなど始めて見ましたが、数回でお腹が痙攣するほどになっていました(笑)。昔は100回以上やっていたのに……。
そんなこんなで、1からの鍛え直すつもりで、運動や筋トレを試行錯誤し今日に至ります。結果的に、日常生活に支障が無い健全な身体にまで回復できました。
身体が引き締まっていくのが目に見えるため、途中からは筋トレが楽しく習慣になりました。
私が身をもって学んだこと。運動や筋トレを勧める理由
PCを仕事にする方は、運動や筋トレは若いうちからやることをお勧めします。
私のように多少気づくのが遅れても取り返せますが、早い内から取り組んでおくにこしたことがないからです。
何もしないと筋肉は減少するだけ
日ごろ歩く機会が少ない職種の人間は、加齢とともにみるみる筋肉が減少します。
特にエンジニアはPC作業=椅子に座っている時間が長く、足腰が弱りやすいです。何の努力もせずに10年・20年と経過していけば、取り返しのつかないほどに筋肉が減少してしまう可能性もあるでしょう。
私はこれはいつか大きな社会現象になり得ると考えています。
そもそも、PCを使った仕事が一般化したのはたかだか20~30年の間。まだこの問題は表面化していないだけで、あと数十年したら問題が顕在化してくると思われます。
なので、今のうちから最低限運動をした方が良い。できれば筋トレした方が良いのは間違い無いと思います。
筋肉が減少すれば太る
もしも筋肉が減少するとどうなるでしょうか。
何もしないでもカロリーを消費する基礎代謝は、筋肉量によって変わります。筋肉が減少すれば、基礎代謝が減る。ひいては体重が増加することに繋がります。
太ると、いろいろと大変ですし嫌なものですよ。私も10kgほど太りましたが、以下のようなことが体感できました。。
- 階段で疲れやすい
- パンツが入らなくなる
- ベルトの穴がMAXでも閉まらない
- トイレに座るときに太ももの肉が気になる
- 見た目にも影響が出る
体重が減って無くても注意が必要
私は体重減ってないですよ!
体重だけが問題ではないんですよー。
ここまで体重のことをいろいろ書きましたが、体重は指標の一つでしかありません。それよりも重要なのは、体脂肪率や筋肉量です。
例えば体重が変わっていなくても、筋肉が増えて体脂肪が減っていればそれは好ましいこと。逆に体重が同じでも、筋肉が減って体脂肪が増えていればそれは問題です。
同じ体重が変わらない状態でも、後者は資産が減って負債が増えたも同然だからです。
体重だけを維持することは、それほど難しくないかもしれません。しかし、筋肉を維持しながらでないと意味が無いのです。
仕事にも影響する
筋肉が衰えると、腰痛や足の違和感(むくみ)を感じるようになるようです。とくに長時間仕事をしていると、むくみが気になるようになりました。同時に痺れるような感覚もありました。
これは足の筋肉量の減少により、血液を送る力も弱くなることも一因なのだそうです。
エンジニアはデスクワークだからといっても、以外と体力勝負な一面もあります。これらは特に40代・50代・60代になってから効いてきます。
20代・30代の方にはイメージしづらいかもしれませんが、老いは誰もがやってきます。若い内から準備が必要だと言えるでしょう。
結論:筋肉は資産
- 何もしないと筋肉は加齢で減少する
- 筋肉は仕事をする上で重要
- 筋肉は一朝一夕にはどうこうならない
これらを総合的に考えると、筋肉は資産として考えるべきではないでしょうか。経済力・知力などと並んで考えても良いほど、筋肉(筋力)は大事なもの。減らしてはいけないものです。
十分な筋肉が無いと、エンジニアとしての仕事を続けることも難しくなってしまう可能性もあります。
資産(筋肉)がたんまりあるエンジニアと、そうでないエンジニアではどちらが良いでしょうか?
私の考えですが、せめて運動で筋肉という資産を減らさないようにするのがベター。できれば早い内から筋トレで増やせればベスト、という結論にいたりました。
お勧めの方法
危機意識を持つ
これが一番だと思います。私も最初の方で書いたことが発端となりました。そういった何か原因が無ければ、当分気にもとめなかったかもしれません。
ですので、「エンジニアは筋肉が必要。でないと年をとってからやばい」という危機意識を、今のうちから持っておかれることを強くお勧めします。
本ページでは、多くの方に危機意識を持ってもらえるように書いたつもりです。でも、決して大げさじゃないですよ。
習慣から作る
運動や筋トレは、辛くて続かない……という方も多いのではないでしょうか。よく考えれば、私も20代のころ、鍛えようと思ったことは何度もあります。
ですが続きませんでした。
続けられなかった理由として、先ほどのとおり危機意識が無かったこともあるかもしれません。それに加えて「習慣から作る」ことを実践していなかったように思います。
例えば忙しいなどの理由で、満足に運動・筋トレができない日があったらそれで止めてしまう。そんなことが何度もありました。
これを避けるために、5分でも良いので毎日いつもの時間にやることをお勧めします。
5分でもやったことに入ります。そして毎日やればそれが習慣になります。習慣にすれば辛くありません。無意識に歯を磨くのと同じです。
まずは運動・筋トレをする習慣から作ることからスタートしてみてください。
自分にあった方法を見つける
筋トレや運動というと、ジムに通う方法が思いつくことでしょう。それもありですが、誰もがジムに通うのが正解とは思えません。
なぜなら、人それぞれ向き不向きがあったり、環境がそうさせないケースもあるからです。例えば私はジムが向いていません。行くのが面倒ですし、時間をとられるのがいやだからです。
私が普段やっている筋トレは、自分の重さを使った自重トレーニングです。腹筋や腕立て伏せ、懸垂等など。これだけでも充分筋トレが可能です。
他には、トレーニング専門のグッズを買うのも良いでしょう。私もいろいろ持ってますが、最終的には自重トレーニングが一番向いているとわかりました。
どんな方法であれ、継続できることが一番。自分にあった方法で無理なく続けられる方法を探してみてください。
スケジュールに組み込む
誰もがスケジュール管理していると思いますし、スケジュールが決まっている時間に別の約束は入れませんよね!?
そのため、運動や筋トレを事前にスケジュールに組み込むようにすると良いと思います。例えば私の場合、12時~14時は前もって確保しています。この時間に昼食を摂り、そこから1時間ほどいろいろな運動・筋トレに充てています。
その時間は先約があるものとし、余程の事でない限り予定を曲げない。そうすることで毎日継続することができています。
まとめ
以上、エンジニアには運動・筋肉が大事だということを力強く書いたつもりです。是非、この熱意があなたに届けば良いなと思います。
実際、人の話を聞いている限り、筋トレしているエンジニアは多いように思うんですよね。私のフリーランス仲間でも、筋トレをしている人は非常に多いですよ。
エンジニアとして、そして人生のQOLを高めるために筋肉とうい資産は重要です。仕事をするには身体が資本ですからね。
少なくとも言えるのは、やって損はありません!あなたも今日から、筋トレはじめませんか。
お互い、がんばりましょう!
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