たまにはPHP・Laravelの開発時に利用する、仕事道具の話でもしてみます。
今日のウェブ開発者は、スマホでの動作確認がマストです。そのため比較的高速なスマホを使っている、または興味のある方も多いと思います。
ちなみに、私はGoogle Pixel 7 Proをメイン動作確認端末にしています。SoCはiPhone等に劣ると言われますが、充分高速ですよ!
ご存じの通り、2023/10/5にPixel 8シリーズが発表され、買い換えを検討している方も多いと思います。
そしてまた、Pixel 7 Pro発売日(or ブラックフライデーのセール時)にもらった35000円分のストアクレジットが余っていて、買い換えを検討中の方も多いことでしょう。
今なら下取りも高いし、5万のストクレもつくみたい。だけどそもそも本体代が3.5万上がってるのに、3.5万のストクレを使って変える価値ある?よく分からないなぁ。
実際、私もPixel 8 Proは高すぎと感じ、3.5万円のストクレは他のものに使ってしまおうかと判断に迷いました。
しかし改めて損得をきちんと計算した結果、やはり得だと判断して予約注文しました。
本ページは、私と同じ環境の方に向けて書いています。
- 現在Google Pixel 7 Proを持っている
- 35000円のストアクレジットがあまっている
- 7 Proから8 Proに変えようか迷っている
- 8 Proがやけに高くてがっかりしている
このような対象を絞った方向けに、私の考えを共有したいと思います。
今回の発売キャンペーン
今回の発売キャンペーンの特典は以下です。
- Google Pixel 7 Proを下取りで、最大70,100円の下取り
- ストアクレジット5万円分もれなくもらえる
単純ですよね!?でも、単純だからこそわからなくなりませんか。
Google Pixel 8 Proが155,900円ですから、以下の通り4,800円で済むのでは!?と考えてしまいそうです。
155,900 – 70,100(下取り)- 35,000(ストクレ使用)- 50,000(ストクレもらう)= 4,800円!
本当にお得なの!?
しかし、7 Proを買うときも○○円相当!として買っています。ストアクレジットという資産が3.5万減って5万増える。結局1.5万円しか増えてないのでは!?
……などと考えると頭がこんがらがってきます。
本体代金の高さから、もしかしたらあまり得ではないのでは!?落とし穴があるのでは!?……と思ってきてしまったのです。
ちゃんと計算してみよう
損なのか得なのかよくわからない……というのは、きちんとお金の勘定が出来ていないだけだと思います。
これは論理的思考が重要な我々Webエンジニアとしてはダメだな、と思い改めて計算してみました。
そこで私の例を参考に、今回の発売キャンペーンまでのお金・Pixel・ストアクレジットの流れを見てみましょう。
Pixel 5a(5G)を買う
私は約2年ちょい前に、GoogleストアにてPixel 5a(5G)を購入したのが始まりです。
本体金額 | 51,700円 |
割引き | -7,755円 |
合計 | 43,945円 |
この頃は計算が簡単でした。
43,945円という現金(正確にいえばクレジットカード)に対し、Pixel 5a(5G)という資産を手に入れたことになります。
増えた | 減った |
---|---|
資産: Pixel 5a(5G) | 現金: 43,945円 |
Pixel 7 Proを買う
その約1年ちょい後に、GoogleストアにてPixel 7 Proに買い換えました。
本体金額 | 124,300円 |
割引き(povo2.0クーポン) | -12,430円 |
割引き(全員へのクーポン) | -12,430円 |
5a(5G)下取り | -46,768円 |
合計 | 52,672円 |
この時ストアクレジットが35,000円分付いてきました。
つまり、52,672円で5a(5G)を7 Proにしてもらい、35,000円のストアクレジットを得たことになります。
これは神レベルのキャンペーンでしたね。各種割引きと、5a(5G)を買った時より高く買い取ってくれましたので。
増えた | 減った |
---|---|
資産: Pixel 7 Pro | 現金: 52,672円 |
ストクレ: 35,000円 | 資産: Pixel 5a(5G) |
Pixel 8 Proを買った場合
もし今回の発売セールで8 Proに変えた場合を考えてみます。
本体金額 | 159,900円 |
ストアクレジット利用 | -35,000円 |
7 Pro下取り | -70,100円 |
合計 | 54,800円 |
今回のキャンペーンは、54,800円で7 Proを8 Proにしてもらい、50,000円のストアクレジットを得ることになります。
追記:2024/08/14
ストクレ使用時は、値引きではなく、現金で支払ったことと同じく考えた方が良いです。ですのでここでは、「89,800円で7 Proを8 Proにしてもらい、50,000円のストアクレジットを得る」と読みかえてください。以後の文脈も変わってきますが、上記を考慮の上お読みください。
あれ、7 Pro時の神キャンペーンと近い!?今回割引きはないのに!?
増えた | 減った |
---|---|
資産: Pixel 8 Pro | 現金: 54,800円 |
ストクレ: 50,000円 | 資産: Pixel 7 Pro |
ストクレ: 3,5000円 |
落とし穴が無いかよく考えてみる
今回の8Pro発売時のセールも、こうしてみると7 Pro時の神セールに近いように思えました。
改めて私の7 Pro購入時と8 Pro購入時を見てみます。
- 7 Pro購入時:
52,672円で5a(5G)を7 Proにしてもらい、35,000円のストアクレジットを得た - 8 Pro購入時:
54,800円で7 Proを8 Proにしてもらい、50,000円のストアクレジットを得た
どう見てもストクレの額が大きくなっただけでです。
しかしエンジニアは不測の事態も読まなければいけません。何か落とし穴が無いか考えてみましょう。
Googleストアで買わなくてはならない
5万のストアクレジットはおそらく有効期限1年です。そのストアクレジットが有効活用できるか……が一つの焦点となるでしょう。
例えば私は、7 Pro発売時にストアクレジットを得ましたが、その後1年間、欲しいと思うものがありませんでした。
今回はたまたま8 Pro購入時に活かせそうですが、以下のようなリスクもありました。
- 新型のPixel発売までにストクレ期限が間に合わない可能性
- 期限が間にあっても、新型Pixelが魅力的でない場合、不要なものを無理して買わなければならない
- うっかり失効させてしまう可能性
毎年買い続けるループになるかも
Googleの思うつぼなのかわかりませんが、この1年ごとのループにはまってしまい、抜けるのが難しくなる可能性もありそうです。
要はまんまと囲い込まれるということです。
今回は比較的良い条件でしたが、来年・再来年と条件が悪くなった場合、いつか損となる可能性もあり得そうです。
囲い込みから逃れるには、1年以内のストクレが付かないセールで、保有ストクレを使い切るしかないですね。
下取りが満額になるかは未確定
これまでは下取りが満額査定になる前提で書いていました。もちろんそれが満額にならない場合もあるわけです。
7 Pro時はかなり傷があっても満額になる……という口コミを目にしましたが、この点はリスクとして受け入れなければなりません。
リスクを受け入れられれば買い!?
私の場合
私にとっては今回は7 Proと同じくらいの神発売セールと感じましたので、予約しました!
だって54,800円で7 Proを8 Proにしてもらえ、50,000円のストアクレジットが付く。分割にすれば月5千円程度です。
そしてやはりPixelは、今後Birdとの連携機能も搭載され、より便利になっていくと思うからです。
これからもPHP/Laravelのウェブ開発時のお供として、PCと連携してのデバッグツールとして使っていきたいと思います。
カメラもやっぱいいですしね!今回はインカメラのオートフォーカス対応が地味にうれしいです。
ストクレの期限が10/5の方へ
以前はストクレは発送時に決済される……という仕様だったようです。ですから、すでに10/5までの有効期限内に予約して「ちゃんとストクレが使えているか」とビクビクしている人もいるかもしれません。
これに関しては私は10/5にストクレを使った時点で、ストクレがゼロ(使用済み)になっていましたので問題無さそうです。
以前、発送時にストクレが使用される仕様だった時は、注文後にはここに変動が無かったようですので。
また、ストクレを引いた金額で分割(Splitit)の請求プランも完成していました。
ですので心配は不要と思われます。
ここ最近Splititが使えなくなっていたようですが、この辺がアップデートされたのでしょうか。
まとめ
正直、最初はPixel調子に乗りやがって、iPhone気取りか!と思っていましたw。
だって、ちょうどストクレ分の約3.5万が値上げしているんですからね。円安と言えど、ちょっと……と思った方は多いのではないでしょうか。
しかし冷静に7 Pro下取り前提で細かく見てみると、私には充分お得で買いだと判断できました。あなたの考えはいかがでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。
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